第三章


 終了後、「田中さん、不完全燃焼じゃないですか?」と言われました。私は2選しかしていなかったのですが、理由は、途中で審査員の方々から「水滴の写真が多い」という指摘があり、水滴の写真を揃えていた私は写真を出すのを控えたわけです。以下、本番で出さなかった写真です。







 不完全燃焼なんてことはまったくありません。後から写真を見ると、本当に楽しい2日間だったと思います。向こう正面のやりとり、とても楽しかったです!

  

 

 

 各メーカーの皆さん、お疲れ様でした!


 

 

 遠方から来られた方々の声援はとても励みになりました。ありがとうございました!



 後夜祭では、「出場した人たちはみんな友達」という不思議なムードに包まれました。これも、TCCの大きな魅力と言えると思います。





 

 

 



 

 その翌日の9月23日(月・祝)、我々と3位決定戦を戦った山田陽子さんは、オリンパスプラザ東京 クリエイティブウォールで開催されていた第4回FOCUS展 山田陽子 写真展「ワタシイロ」の会場で、0-5で敗れた丸山さんと、健闘を称え合うツーショットを撮られました。山田さんの手には「第3位」のメダルが…。個人選で勝ったのは丸山さんですが、この表情を見ると、やはり3位の勝ちですね(笑)。





撮影:高橋 渉さん


 キャプテンとして考えていたこと………正直、勝ち負けより、みんなのモチベーションが上がってハッピーな気持ちで終わることでした。もちろん4位という成績だったから…というのはありますが、翌日以降、仕事をするメンバーの顔が生き生きしていたのが印象的でした。

すべての対選が終わって、「参加して良かった」と思うことが3つあります。

1.多くの写真愛好家の方々と知り合えで仲間が増えたこと。
2.メンバー全員のモチベーションが上がったこと。
3.「風景写真」はもちろんのこと、「写真」がもっと好きになったこと。

もちろんまったく勝てなかったら気持ちは違っていたと思いますが、上記3つが、TCCに参加して得られた財産です。

 この気持ちを胸に次に向かいます。この感動をより多くの社員に経験してもらいたい、より多くの社員にもっと写真を好きになってもらいたいという気持ちから、「チームオリンパス」は新しいメンバー構成で次回に挑みます。無事に予選通過したら、改めて書きたいと思います。

 体力的にも精神的にもきついものがありましたが、TCCは不思議な魅力があります。本当に参加して良かったと思います。もし、躊躇している方がおられたら、迷わず参加をお勧めします。TCC2020の詳細は発売中の『風景写真2020年1・2月号』『フォトコン2020年1月号』をご覧下さい。


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